会長代行挨拶

今年の四月、詹満江会長がお倒れになり、入院先の病院から会務の遂行が困難になった由ご連絡がありました。かくて、規約に則り、副会長職に在った私が詹会長ご復帰のその時まで暫時、会長職を代行することと相成りました。なにとぞ宜しくお願い申し上げます。

現在、漢文教育を取り巻く状況はとても楽観視できるものではありません。まさに危急存亡の秋という危機的状況にあると私は認識しています。暫定期間の短い間ではありますが、この間に少しでも多くの具体的問題について会員の皆様と議論を重ね、問題を共有したいと心より願っています。坐してこのまま漢文という教科が消えてなくなる日を待つのか、それとも一手でも二手でも先手を打って現状を改善してゆくべく努力するのか、の瀬戸際だと思っています。
会員の皆様、ぜひ後者の立場に立って、現状を変えるための試みをしてみませんか。本学会はそのための重要なプラットホームです。そして、今この時こそ、本学会の真価が問われる瞬間なのではないでしょうか。ぜひとも皆様の経験と智慧とお一人お一人のご助力が必要です。総力を結集して、この難題に立ち向かっていきませんか。

会長代行 内山精也


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